まさに青天の霹靂、寝耳に水。ガンバの羅針盤、ネタ・ラヴィ選手が完全移籍となりました。
今回はネタ・ラヴィ選手の移籍について思うところと、獲得するならどの選手がいいか?を書きました。
※アイキャッチの画像はガンバ大阪公式ホームページから直接リンクをして表示しています。
契約に基づいて移籍をするのだから仕方ない
改めて今回の移籍を整理すると、ネタ・ラヴィ選手はレンタルではなく、完全移籍で町田に移籍します。
移籍金は120万ユーロ(約2億円)と言われており、ネタ・ラヴィ選手に支払われる年俸80万ユーロ(約1億3700万円)とのこと。
設定されている移籍金をクラブに支払い、選手も移籍を望んでいるのであれば、
感情的な部分は抜きにして、もうこれは仕方がない。
ガンバもネタ・ラヴィ選手を残留のために説得したそうですが、彼を引き留められるだけの魅力がガンバになかった、単にそれだけのことではないか。
モヤモヤしたものが残るのは、彼自身、実力があるにも関わらず、ガンバにもたらしたものが少なかったことではないでしょうか?
しかも、移籍先はよりによって、あの町田。
まぁ、スッキリしないですよね。
なぜこんなに移籍金が跳ね上がったのか?
マッカビハイファからネタ・ラヴィ選手を獲得した時、ガンバはハイファに50万ユーロ(約8600万円)の移籍金を払ったようです。
前述のとおり、今回の移籍で町田は約2億円の移籍金を用意したそうなので、
ガンバはネタ・ラヴィ選手を獲得したときの倍以上の移籍金で売却することになります。
ネタ・ラヴィ選手に設定されていた移籍金がいくらかわかりませんが、ガンバを納得させるためとはいえ、移籍金多すぎない?
町田以外にマッカビハイファもガンバからネタ・ラヴィ選手の買戻し交渉していたようで、町田とハイファとの獲得合戦が行われていたとも噂されます。
ここからはあくまで私の想像ですが、ネタ・ラヴィ選手がハイファ以外に移籍をすると連帯貢献金として移籍金の一部がハイファに支払われます。
町田はハイファに「降りてもらう」ために移籍金を吊り上げ、ハイファが納得する連帯貢献金の額にしたのではないか?と想像しています。
それゆえ、ガンバは倍以上の売却益を得ることとなり、移籍金だけでみると大儲けです。
今シーズン開始はデュエル王になりJリーグの中でも違いを出す存在になっていたが、それまでは期待外れの外国人選手だったことは確かで、そう考えるとこの移籍はガンバにとっても良い話だったと思います。
いずれにしても移籍することが決まってしまいました。
ネタ・ラヴィ選手の代わりに誰を獲得するか
他チームから獲得するための移籍金を手にしたので、じゃあ誰を獲るの?って話ですが、3名(実質2名ですが)ピックアップしました。
それは以下の3選手です。
- 鹿島の知念選手
- 川崎の橘田選手
- 神戸の井手口選手
鹿島の知念選手
昨シーズンにボランチへのコンバートでブレイクしましたが、今シーズンは25試合中17試合に出場し、そのうち先発出場が6試合とチーム内の序列が下がった模様。
特筆すべきは出場機会が限られている中でヘディングの得点数がリーグ4位の2ゴールを上げています。
ガンバはコーナーキックからの得点不足が露呈しており、もともと攻撃の選手だったのでプレースタイルは違いますが、ネタ・ラヴィの抜けた穴をきっちり埋めてくれると思います。
川崎の橘田選手
25試合中20試合に出場し、そのうち先発出場が9試合とチーム内で絶対的な選手ではない感じです。インターセプトの順位がリーグ内で23位と特に目立ったプレーはありませんが、その分、獲得しやすい選手だと思います。
神戸の井手口選手
いわずもがなの選手。セルティックに移籍後、福岡を経て神戸に移籍しましたが、25試合中21試合に出場し、すべて先発出場ししかも1試合を除いてフル出場です。初瀬選手とセットでガンバに来てくれると最高ですが、さすがに獲得は無理ですね。
それ以外にも神戸で試合に出ていない、齊藤未月選手をピックアップしていたのですが、
7月に京都にレンタル移籍しちゃいました。
ということで、知念選手と橘田選手が現実路線で、まずは知念選手が第一候補ですね。
ネタ・ラヴィ選手には期待もしていたし、だからこそタイトルを取り、自身やガンバの価値を上げてほしかったが、それを外国人選手に期待するのも難しいですね。
であるならばJリーグで活躍してヨーロッパに戻ってほしいし、そのために快く送り出したいですね。
町田戦ではブーイングするけど。
ということで、Good Luck Lavi!
関連記事
ネタ・ラヴィ選手についてまとめた記事です。