今日はイスラエルのマッカビ・ハイファからガンバ大阪に移籍した、
ネタ・ラヴィ選手について書きます。
ネタ・ラヴィ選手の基本情報
国籍:イスラエル
生年月日:1996年08月25日(26歳)
前所属:マッカビ・ハイファ(イスラエル)
通算成績:242試合10得点13アシスト
代表歴:イスラエルU-17、U-18、U-19、U-21、イスラエル代表
22歳でマッカビ・ハイファのキャプテンに就任
両親の仕事の都合で9歳でアメリカに移住しますが、
その時に近所に住んでいたイスラエル人の子どもたちが、
サッカーをしていたのがきっかけでサッカーを始めます。
そのときはサッカー選手になるという夢を持った少年ではなく、
あくまで異国の地で友達を作るための手段で、
特別にサッカーがうまかったわけではありませんでした。
13歳のときにイスラエルのハイファに戻り、
イスラエルの強豪マッカビ・ハイファのジュニアユースチームの
テストを受けて合格したことから、
ネタラヴィ選手のサッカー選手としてのキャリアが始まります。
その後、17歳になるとユースチームのキャプテンを任されるようになります。
このころから「プロサッカー選手になる!」という覚悟が芽生え始めます。
順調にキャリアを重ね、18歳でにトップチームへ昇格。
マッカビ・ハイファの絶対的なボランチであり、
キャプテンとしてチームを支えてきました。
また、UEFAチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンや
ユベントスと対戦し、ユベントスに勝利したこともあります。
プレースタイルはブスケツのよう
プレースタイルはゴールやアシストをバンバン奪えるタイプではありませんが、
スッと相手の前に入るなど体の使い方が相当うまい。
チャンピオンズリーグユベントス戦のプレー
チャンピオンズリーグパリサンジェルマン戦のプレー
また、相手を引きつけ、重心の逆を突いたターンでかわし、
その後の選択肢を広げるというプレーがよく見られます。
初めてネタラヴィ選手のプレーを見たときは
「これってバルセロナのブスケツちゃうん?」と思いました。
こちらはバルセロナのブスケツ選手のプレー
自陣の低い位置でもボールを平然と持つことを恐れず、
相手を引き付けて「剥がす」プレーがよく見られます。
これはボールを保持するポヤトス監督のサッカーにマッチするので、
非常に重要な選手になることは間違いないです。
ヨーロッパからのオファーを蹴ってガンバ大阪に移籍
ネタラヴィ選手は2023年の冬に、CSKAモスクワやスペイン、
イタリアのクラブからもオファーを受けていたようですが、
最終的にはガンバを選んでくれました。
移籍当初は昼間の試合の経験が無かったため、
コンディションの調整が難しかったり、
Jリーグのテンポの速いサッカーになれるまでに時間がかかり苦労しましたが、
プレーを重ねるにつれてチームにフィットしつつあります。
前述のとおり22歳でイスラエルリーグの強豪
マッカビ・ハイファのキャプテンを務めることになりましたが、
そのころチームは2010~2011年シーズンの
リーグ優勝を最後にタイトルから遠ざかっていました。
そういう意味で今のガンバと重なるところがあります。
その後、2020~21年シーズンと21~22年シーズンで
リーグ2連覇を果たすことになりますが、
キャプテンとしてチームを復活させたそのときの経験は、
いまのガンバに活かされると思います。
イスラエルのサッカーは正直に言って有名ではないし、
その国から初めて来る選手なのであまり期待していませんでしたが、
早くもがチームにフィットして随所に質の高いプレーを見せてくれていますので、
間違いなくJリーグで最高のMFの一人になるでしょう!
今回はイスラエルのマッカビ・ハイファから移籍したネタラヴィ選手について書きました。
このブログが皆さんのお役に立てれば幸いです。